粋か妖艶か 妖怪ファッション展【湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)】
新春企画展
「妖怪ファッション」は「妖怪」をモチーフとした服飾のことです。
服飾は時代を経ていく中で、外来文化の影響、染色技術の発達、流通網の整備などを受けながらさまざまな形へ進化していきました。
そこで人びとは時代ごとに流行を生み出し、工夫を凝らした服飾を楽しみました。
江戸時代初め、遊女やかぶき者たちは型破りな異装で人々の注目を集め、流行を牽引していました。
また、流行の担い手であった歌舞伎役者の変化に富んだ刺激的な衣装は、市井の人びとへ大きな影響を与えました。
17世紀後半、小袖雛形本や浮世絵などを広めた出版技術の発展もあり、武家から町人まで多くの人びとが流行を取り入れました。
多くの人は定番のデザインを愛好しましたが、新奇なものを求めた人びとは、異彩を放つ「妖怪」のモチーフを服飾に用いました。
文化人や趣味人など通とされた人たちは、着物の背中や裏模様に見え隠れするよう妖怪たちを身に着け、「枠」を表現しました。
恐れられてきた妖怪をお洒落で粋な存在に変化させ楽しんでいたのです。
本展では当館の所蔵品の中から、妖艶さ漂う着物や火消の魅せる枠な半纏などを展示し、妖怪ファッションを通じて時代を生きた人びとの姿を紹介します。
服飾は時代を経ていく中で、外来文化の影響、染色技術の発達、流通網の整備などを受けながらさまざまな形へ進化していきました。
そこで人びとは時代ごとに流行を生み出し、工夫を凝らした服飾を楽しみました。
江戸時代初め、遊女やかぶき者たちは型破りな異装で人々の注目を集め、流行を牽引していました。
また、流行の担い手であった歌舞伎役者の変化に富んだ刺激的な衣装は、市井の人びとへ大きな影響を与えました。
17世紀後半、小袖雛形本や浮世絵などを広めた出版技術の発展もあり、武家から町人まで多くの人びとが流行を取り入れました。
多くの人は定番のデザインを愛好しましたが、新奇なものを求めた人びとは、異彩を放つ「妖怪」のモチーフを服飾に用いました。
文化人や趣味人など通とされた人たちは、着物の背中や裏模様に見え隠れするよう妖怪たちを身に着け、「枠」を表現しました。
恐れられてきた妖怪をお洒落で粋な存在に変化させ楽しんでいたのです。
本展では当館の所蔵品の中から、妖艶さ漂う着物や火消の魅せる枠な半纏などを展示し、妖怪ファッションを通じて時代を生きた人びとの姿を紹介します。
もののけギャラリートーク
日時:2020年2月9日(日)、3月1日(日)各日11:00~/14:00~(約30分)
学芸員が、常設展示室・企画展示室をご案内します。
※申込不要。参加費無料。参加には当日の入館券が必要です。
学芸員が、常設展示室・企画展示室をご案内します。
※申込不要。参加費無料。参加には当日の入館券が必要です。
基本情報
開催期間 | 2019年12月19日(木)~2020年3月10日(火) |
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開催時間 | 9:30~17:00 (入館は16:30まで) |
開催場所 | 企画展示室 |
住所 | 〒728-0021 広島県三次市三次町1691-4 |
電話番号 | 0824-69-0111 |
定休日/休業日 | 毎週水曜日 年末年始(12月29日~1月3日) |
料金 | 一般 600円(480円) 大学生及び高校生 400円(320円) 中学生及び小学生 200円(160円) ※( )は20名以上の団体 ※企画展・常設展は共通のチケットです |
アクセス | 広島から JR芸備線快速 広島駅→三次駅 約1時間20分 JR芸備線普通 広島駅→三次駅 約1時間50分 高速バス 広島BS→三次駅前 約1時間20分 自動車 山陽道~中国道経由 約1時間10分 広島空港から 高速バス 広島空港→三次駅前 約1時間20分 福山から JR福塩線 福山駅→三次駅 約2時間45分 自動車 山陽道~尾道自動車道経由 約1時間15分 大阪から 高速バス 新大阪駅→三次駅前 約4時間55分 松江から 自動車 山陰道~松江自動車道経由 約1時間20分 三次駅から 自動車で約5分 徒歩で約30分 |
駐車場 | あり |
ウェブサイト | 三次もののけミュージアム(外部サイトへリンク) |
資料 | リーフレット(PDF) |
備考 | [前期]2019年12月19日(木)~2020年2月4日(火) [後期]2020年2月6日(木)~2020年3月10日(火) ※前後期で一部展示替えを実施 ■冬の常設展(同時開催) 2019年12月26日(木)~2020年3月17日(火) ・常設展示室「日本の妖怪」、「稲生物怪録」 ・「チームラボ 妖怪遊園地」は引き続き展示中です。 |