水面に映る揺らめく鵜舟の灯(うぶねのあかり)…歴史深き三次の伝統漁法・鵜飼

  • 鵜匠と鵜とが一体となった伝統漁法
    鵜匠と鵜とが一体となった伝統漁法
  • 豊かな自然に囲まれた三次市
    豊かな自然に囲まれた三次市
  • 三次の夏の風物詩
    三次の夏の風物詩
広島県の北部、島根県と広島県を結ぶ交通の要衝として栄えてきた三次市。のどかな田園風景が広がり自然に恵まれたこの場所は、江の川、馬洗川、西城川が合流し、広島県に降る雨のおよそ1/3以上が集まるといわれる水都でもあります。そんな地の利を活かした三次を代表する伝統漁法が鵜飼です。ここでは、三次の情報とともに歴史深き三次の鵜飼を紹介します。
  • 三次の鵜飼は馬洗川に広がる時代絵巻とも

    三次の鵜飼は馬洗川に広がる時代絵巻とも

古事記や万葉集にも登場
鵜の習性を利用して鮎を獲る漁法として、古くは奈良時代から行われていたと言われる「鵜飼」。古事記や万葉集にも登場しており、柿本人麻呂や大伴家持らも歌に詠んでいます。三次の鵜飼は戦国時代に溯り、毛利氏との戦いに敗れた尼子軍の落武者が始めたといわれています。後に三次藩主となった浅野長治が改良を加え、保護育成して現在の形になったそうです。
  • 鵜匠と鵜の呼吸はぴったり

    鵜匠と鵜の呼吸はぴったり

  • 装束を身にまといいざ鵜飼へ

    装束を身にまといいざ鵜飼へ

  • 出番を待つ鵜たち

    出番を待つ鵜たち

鵜匠と鵜の一体感が見どころ
烏帽子、漁服、腰蓑といった装束を身に付け、鵜飼漁をする人を鵜匠と呼びます。鵜匠は鵜の鮎を呑んだ瞬間手応えですぐに悟り、ただちに引き上げ、吐籠に吐かせます。また、その素早い動きの中で舟の進退に注意するなど、その技術はまさに匠と呼ばれるに相応しいものです。鵜飼に使用される鵜は、基本的に海鵜(うみう)であり、和歌山県有田市と島根県益田市を除く全国11か所すべての鵜飼は、茨城県日立市の伊師浜海岸で捕獲された海鵜を使用しています。三次の鵜飼では平成29年から、川鵜も試験的に導入しています。
  • 全国一を誇る手綱の長さに注目

    全国一を誇る手綱の長さに注目

  • 船と鵜を同時に操る鵜飼の技術を楽しもう

    船と鵜を同時に操る鵜飼の技術を楽しもう

  • 珍しい白い鵜も活躍中

    珍しい白い鵜も活躍中

船を操りながらの手綱さばきは見事!
三次の鵜飼は広島県無形民俗文化財に指定されています。特長は鵜匠が操る手綱の長さにあり、6.75メートルと全国でも一番の長さで、広範囲にわたって豪快に漁をする鵜の姿を観ることができます。また、一度に8羽もの鵜を前船頭も兼ねた鵜匠が統率することも、もうひとつの特長で、船を操りながら長い手綱をさばく伝統の妙技に、誰もが見入ってしまうほどです。友好都市・中国四川省から贈られた他では見ない珍しい『白い鵜』も活躍しており、夏の夜の暗さとの対比が趣を深くしています。
  • 鵜飼を楽しむとともにさまざまなイベントに参加しよう

    鵜飼を楽しむとともにさまざまなイベントに参加しよう

楽しいイベントが盛りだくさん!
鵜飼の期間中には、三次市内で様々なイベントが開催されます。鵜飼とともに参加してみましょう。
  • 雲海の下で輝く街の灯りは幻想的

    雲海の下で輝く街の灯りは幻想的

三次の見どころをご紹介!
鵜飼を見に来たのならば、一緒に三次観光も楽しみたいところ。ここでは三次を代表する景観や文化、食について紹介します。